愛ど〜るパンチ(82、01)/よしかわ進
笠倉出版「ヒロインくん」収録。別册コロコロコミック7、8、9号掲載。
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時はあたかもガンプラブームのさなか。まさる少年はその弱気が災いして争奪戦に敗れてしてしまうが、代わりに店主から見たことも無い大型の箱を渡される。大量の複雑なパーツ群を組み上げてみると、それはなんと少女型のアンドロイドのキットだったのだ。
動き始めた彼女は「パンチ」と名乗り、何かと少年の世話を焼きはじめるが、やることなすことが極端で大雑把。辟易する少年だったが、故障した彼女を修理しに突然現れた老人に、彼女を造ることになるのは君だ、という謎めいた言葉を残される。 |
・「おじゃまユーレイ君」等である世代には忘れがたい作家、よしかわ進氏の短期連載作品。
「ドラえもん」パターンの亜種なのですが、1話のラストで、いずれパンチはまさる少年の元から消え、彼は一生をかけて彼女を造り上げる(そして少年の日の自分に贈る)ことが示唆されています。
タイムパラドクステーマを、上手くちょっと切ない設定に活かしていますが、この設定はこれっきり。後は氏お得意のちょっとHなコメディに戻ります。 |
組み立て、メカバレ、怪力、パネルオープン、機能停止、メンテナンス、再起動、その他(絵柄コピー、変装) |